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January 31, 2005

LeAnn Rimes / This Woman (2005)

96年に史上最年少の14歳でグラミーに輝いたLeAnn Rimes。00年以降にリリースされた"I Need You","Twisted Angel"は透明感に満ちたポップス色の強いアルバムだったが、彼女は自らが「カントリーシンガー」である原点に立ち返ることを決めたようだ。

前作までのシンセサイザーを織り込んだサウンドは完全に影を潜め、全曲がカントリーそのものと言えるアコースティックな仕上がり。加えて今作ではエレクトリックギターがアレンジの中心として使われており、アルバム全体が生命力のみなぎるエネルギッシュな仕上がりになっている。

1stシングルとなる"Nothin' Bout Love Makes Sense"の軽快なサウンドも良いが、"With You"でのたたみ掛けるようなパワフルさと、サビのファルセットが生み出す乾いた青空のような爽快感を交差させたLeAnnのボカールワークは最高の一言。"I God It Bad"のような力強いうねりを持つロックな音もインパクト大だ。

"I Need You"で聴かせてくれた、伸びやかで繊細なスローナンバーに魅力を感じるリスナーにとっては、かなり戸惑いを覚える一枚かもしれない。しかし完全な原点回帰を果たしたこの作品に耳を通せば通すほど、カントリーシンガーとしての一回り大きくなった「自信と誇り」を強く感じずにはいられないはずだ。これでまだ22歳なのだから、全く恐れ入るという他ない。

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投稿者 KiD : 05:06 AM | コメント (0) | トラックバック

January 23, 2005

Regina Belle / Reachin' Back (1995)

regina_reachin.jpg「"歌唱力"という点で最も崇拝する女性Vo.は?」と言われれば、その一人として迷うことなく挙げるのはRegina Belle。そんな彼女がフィラデルフィア・ソウル(70年代を中心に一世を風靡したソウル)のスタンダードをカバーした作品である。

ダンスチューンに仕上げられた曲もいくつかあるが、やはり聴きこみ度が高いのはバラード。中でも名曲"You Are Everything"(Diana Ross & Marvin Gaye)で魅せる粘りつくような情感は、オリジナルを超えたと断言してもよい特筆モノである。まるで恋人である彼女が隣で腕を絡み付けているかのような錯覚を覚える、輪郭の際立ったソウルフルな歌声。その存在感は"Make Me Feel Brand New"(Stylistics)のカバーでも、しっかりと味わうことができる。(個人的にはミディアムバラードの"Just Don't Want to Be Lonely"もイチオシ)

これほどの歌唱力を持つ女性Vo.でありながら、Whitney Houston等の陰で中堅扱いのまま音楽シーンの表舞台から消えていったのは残念でならない。スポットライトひとつの中で一声あげれば、全ての聴衆が静寂を取り戻す。極上のブランデーのような、言葉を必要としない味わい深さを持つ稀有なシンガーのカバー集は、女性Vo.ファンであれば必ず耳にしておきたいところだ。

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投稿者 KiD : 04:36 AM | コメント (2) | トラックバック